ガザTシャツのデザイナー、ロザン。
彼女から10月7日以降のストーリーが送られてきました。
長文ですが、ここに全文掲載します。

私はロザン、これは私の物語だ。 戦争の1週間前、私はチュニジアに出張していた。 いつものように、私は自分の国パレスチナを代表し、自分の街ガザの美しさを紹介する出張の旅を楽しんでいた。 チュニジアを最後に、私は多くの国でこのようなことをしてきた。 私は仕事も家も子供たちもガザに残して出張の旅に出て、10月6日、わくわくしながら子供たちや従業員へのたくさんの贈り物と、仕事に関する数々の新しいアイデアを携えて戻る予定だった。 その頃、私たちの会社は繁盛していた。 会社の2030年ビジョンのプロモーション・ソングをレコーディングしたばかりで、チーム全員がそれを楽しんでいた。 私は彼らと常にメッセージで連絡を取り合い、10月6日に戻って、自分の成功をさらに続け、家族に会うことを心待ちにしていた。

10月6日、私は、チュニジアからエジプト、そしてガザへと移動するために空港にいた。 長旅のため荷物は詰めたままで、翌日10月7日にガザへ移動するためエジプトに滞在した。私の会社のマーケティング部門で働いている姉/妹のGigiの電話で目が覚めた。 それは、朝の8時で、彼女の声は怯えてパニックになっていた。 私の最初の質問は、朝7時にオフィスを開き、従業員が出社するはずなのに、なぜ彼女はオフィスにいないのか、というものだった。 彼女は、戦争が始まったので今日は仕事がないと言った。 私は、戦争は2、3日で終わると思っていたので、電気と備品を修理するために、彼女に事務所に行くように伝え、そして私は翌日戻るだろうと言った。 彼女は私に、留まって様子を見るように言った。 ほとんどのガザの人たちと同じように、私たちも戦争はこれまでの戦争のように短期間で終わり、数日で普通の生活に戻れるだろうと思っていた。

夫と子どもたちに電話すると、夫は私にエジプトで安全にしていろ、ガザが落ち着いたら、エジプトに行くからと言った。 そこから私の試練が始まった。 私は最初の5カ月間、子どもたちや家族なしでエジプトに滞在した。 私の人生の中で最も辛い5ヶ月だった。彼らについて何の情報も得られず、生きているのか死んでいるのかもわからなかった。 電気も通信も遮断された。毎日ニュースを見ていた、彼らがニュース映像に映ることを望んでいた、彼らが無事であることを確信したかったから。 同時に、犠牲者としてや悲惨な映像に映ることを恐れていた。

寝ることも食べることもなく、5カ月が過ぎた。私は精神患者のように、ただ家族の声を聞きたい、少しでも安心感を得たいと思った。 戦争を目の当たりにしなかったのは幸運だったと言われたが、家族を抱きしめることもできずに失う恐怖に耐えるよりは、家族と一緒にいたかった。 家も車も会社も爆撃され、私たちには命しか残されていないことをニュースで知った。 会社が爆撃されたと聞いたとき、自分たちさえ生きていればどうということはないと思った。

毎日、友人や親戚、私の従業員が殉教したというニュースを耳にした。 場所も記憶も人々も破壊された。 私は他にコミュニの方法がわからず、常に神様に祈って、子供たちを守ってくださるようにとお願いした。 もし彼らが殉教するならば、バラバラではなく、丸ごとにしてくださいと懇願した。

1ヶ月後、人々は愛する人をガザから脱出させるために大金を支払うという方法を見つけ始めた。 私は、チュニジア出張に、小さなパソコンも持ってきていたことを思い出し、これまでの顧客全員に連絡を取り始めた。 エジプトでの滞在資金を確保し、家族を脱出させるために、私は仕事に戻る必要があった。 私は昼夜を問わず、24時間働き、サウジアラビアのレストランの広告をデザインした。 子供たちに会いたくて、最後にもう一度抱きしめたくて、泣きながら食べ物の広告、キャンペーン、割引、休日の挨拶などをデザインした。 子どもたちが恋しくて心が壊れているときに、休日の挨拶をデザインするのは耐え難い気分だった。

大変なプレッシャーの中で働いたが、神に感謝しながら、なんとか新しい顧客を集め、収入を得ることができた。 戦争が始まる前にそれぞれの理由でエジプトにいたガザの人たちと連絡を取り合い、協力し合った。 私はエジプトでチームを結成し、深く傷つき、忘れられるなら忘れたい、そんな困難な状況下でともに働いた。

神に感謝します。私は何とか必要な資金を確保し、私の子供たちをガザから脱出させることができる人々に連絡を取った。 今、神に感謝します、子どもたちは私と一緒にいる。 私は、ガザにいる私のチームを支援するために、非常に過酷な状況下で昼も夜も働き続けている。 ガザにいる私の家族、友人、そしてチームに経済的支援を提供するために懸命に働いている。 今、私たちを占めていることは、人々に支援を提供し、希望の光となるために、もっともっと働くことだ、私達の祖国に戻り、成功を継続させてていくことを待ち望みながら。

私は彼女と共に働きます。ガザTシャツを再販します。