こんばんは。パレスチナアマルの北村です。
先行支援の進捗状況について、ガザの国連UNRWA・Sulafaより返信がまいりました。
まずSNSやブログではご紹介しましたが、停戦後の動きを改めて。
6月初旬、UNRWA保健局長の清田先生がガザに赴いた際、Sulafaにも訪問下さいました。そしてSulafaの状況を色々と教えて下さいました。
曰く、戦争中に受けた心の傷は、まだ癒えることはなく、彼女たちが刺繍づくりに戻るには時間が必要だとのこと。
戦争で家族を亡くした女性もいる。簡単に戦争前の生活に戻ることなどできない。だから長い目でみて下さい、ということでした。
さらに世界中からSulafaに刺繍の注文が殺到しているということでした。
疲弊したガザにおいて人生を再開するために、ということで先行支援にご協力下さいましたお客様と同じ考えの方が、世界中にいらっしゃったようで。そのために、刺繍の出来上がりが遅くなるだろうということでした。
当初「停戦後、Sulafaが営業を再開してから約三カ月でお届けします」とアナウンスしておりましたが、大変申し訳ございません。
このようなこともあり、仕上がりが遅れております。
それでも少しずつ刺繍づくりを行っているので、第一弾を来月中にお届けできそうです。
Sulafaのマネージャーからは、刺繍づくりに集中することが、戦争で受けたストレスやトラウマを癒しているようだ、とのメッセージが。
そうであれば、本当に良かったですね。みなさま、ありがとうございました。
誠に申し訳ございませんが、このような形でゆっくりと進んでおります。
刺繍の方、もうしばらくお待ちくださいませ。
何卒、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
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