こんにちは。パレスチナ・アマルの北村です。
今日はよいお天気でしたね。朝、二度も散歩に行ってしまいました。
散歩というより、朝日を浴びてそぞろ歩きしているのですが、思わぬアイデアや思考がポンと出てきたりするので、おろそかにできませんね。
さて、昨日、鎌倉催事に在廊します! なんて言ってしまったのですが、東京が緊急事態宣言を出すかも…となると果たしてその選択が良かったのかどうか、わからなくなりますね。まあ、鎌倉は東京ではないのですが。
ただ、そんなことを言っていては、ガザの難民女性たちの刺繍を売る機会も逃してしまうわけで。本当は刺繍服の反応を見たかったのですが、それもどうなることやら。本当にコロナ禍、悩ましいことだらけです。
みんな我慢しているわけですが、ガザは14年間ロックダウンされているわけで。よくこのような状態(もっと酷いけど)を過ごすことができているな、と改めて感心してしまいます。日本はワクチンがいきわたるのが、来年の春と言っていますよね。ということは、今年一年も、昨年と同じパターン? それよか補助金などがでなければ、さらに酷いことになってしまう。
Sulafaの刺繍は、それでも現地から届けられているのですが、ラスト・カフィーヤは、まずいことに自分が現地に行って選り分けているので、在庫薄になっているんですよね。それでも少しはまだあるのですが、時間の問題。今年一年分はある? ギリギリかな。それなのに、シーズンのためか、よく売れるんですよね。確かに。
女性用というより、もともとは男性用だからでしょうか? 大判なのは、やっぱり男性用だからかな。もちろん可愛い色柄があるので、女性ファンも多いのですが。私も今日のように、暑いのか寒いのか、半そでか長袖かと迷うような時は、本当に重宝いたします。この季節、本当にストールが有難い。
最近、インスタグラムなどには、現地の工場に行った際の写真を投稿しています。一番思い出深いのは、先代のオーナーさん。渋い。この写真。
この方がヨルダンにいるときに、日本製の織機の良さを聞きつけて、一台一台そろえて行ったんですよね。数年前に亡くなられてしまったのですが、そうしてパレスチナの織物文化を守ってきたのだな、と思うとグッときます。
はじめて現地の工場に行った際も、ひょっこり出て来て、私を招き入れてくれました。
「オレのカフィーヤはどうだ?」と聞くので、「とても素敵ね!」というと、「そうかそうか」とうなずいていました。
そして「日本製の織機はすばらしいな。100年使い続けるぞ!」と言ってくれました。私はなんだか誇らしかったな。
ラスト・カフィーヤ、色んな巻き方があるので、お伝えしなければ。最近、インスタグラムで動画をよく出しているので、そのうち投稿いたしますね!
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