こんばんは。パレスチナ・アマルの北村です。
恐ろしかったナクバの日(5月14日)のガザでの惨劇。
昨日、現地の友人からメッセージを受け取りました。
彼女の友人が、その日犠牲になったとのこと。
彼女の悲しみに、どう寄りそうことができるだろう。
「どうか絶望しないでほしい。」
彼女が、どうにかなりそうで怖かった。
抗議行動の最前線に立つ若者たちにあったのは、「絶望感」に他ありません。
完全封鎖されて11年。
閉塞感が蔓延し、失業率も高く、国際社会から見捨てられた、八方塞がりの「天井のない牢獄」。
それでも、そこで針を刺し、美しい刺繍をつくる女性たちがいるのです。
彼女たちが作る限り、刺繍を日本に届けてもらい、その営みを守りたい。それが彼女たちに「絶望」を抱かせない手段であるならば、続けなければ、と思うんです。
ガザに関わって19年。日本にいる私でさえ、ともすれば「無力感」や「絶望感」に捕らわれそうになりますが、そんな時、アマルをやっていて良かったな、と思います。私にはまだガザのためにできることがあるんだと。今回、つくづくそう感じました。
日本からガザに。「希望(アマル)」を伝えたいのです。
日本には、あなたがたの美しい刺繍を待ち望んでいる人がいる。
新しいパレスチナ刺繍を楽しみにしている人がいる。
それを一緒に作ろうって、日本にはこれだけ仲間がいるんだよって。
その輪をできるだけ大きく広げることが、今回のクラウドファンディングのプロジェクトなんです。
あなたも仲間になりませんか?
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