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【明日午後11時まで・あと13,000円】UNRWAの苦境、ガザの思い出

こんばんは。パレスチナ・アマルの北村です。残すところ、あと1日。到底達成できそうになかったネクストゴールまで、あと13,000円になりました。

ここにきて思うのは、今回このプロジェクトを立ち上げた意味。この挑戦を通して、ガザのこと、そしてUNRWAの苦境をお伝えできれば、というものでした。

国連広報センターによると、UNRWAの財政難から、ガザの視覚障がいのある子供たちの幼稚園が8月に閉園されてしまうということでした。私は、現地の友人のことを思い出しました。彼女は盲目ですが、とても優秀で、かつて私がボランティアをしていたPRCS(パレスチナ赤新月社)のリハビリセンターで先生をしていました。もう19年も前のことですが。

彼女はとてもやさしくて、いつもお昼にホブズのサンドイッチを私の分も用意してくれていました。「昼食はホテルで用意してくれるから大丈夫だよ」と言っても毎日持ってきてくれました。私はセンターの先生たちに交じり、少し塩からいホブズを、甘ったるい紅茶で頂くのが日課となりました。彼女はそんな私を隣に座らせ、「ザーキー(おいしい)?」と聞いては、満足げに微笑んでいました。思えば、私が他の先生たちとなじむようにしてくれていたのかもしれません。

彼女はとても耳が良くて、私から日本語を聞いては、すぐに覚えて使っていました。
「おはよう」
「げんきですか?」
「ココにすわって」
そして、彼女が一番使っていた言葉が
「キヨミ、あいしてる」

残念ながら、去年ガザに入域した際も、彼女に会うことはできませんでしたが、それでもいつか会えるかも、という希望は持てました。こうしたひとつ一つの思い出が、アマルの活動につながっているのだなと思います。彼女が通っただろう視覚障がいのある子供たちの幼稚園が、このような形で閉園に追い込まれるというのは、本当にとても残念に思います。そしてガザではまた空爆があったり、と心配です。

明日午後11時までです。最後までクラウドファンディングの応援よろしくお願いします!

 

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