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ガザに行けないということ

こんばんは。パレスチナ・アマルの北村です。台風、ひどかったですね。みなさま、大丈夫でしたでしょうか?

今日は朝から県庁に行く予定だったのですが、台風の影響で午前9時まで電車が動かず。お昼に時間がずれました。

お会いしたかったのは、この方。国連広報官の妹尾さんです。滋賀県立大学の授業の一環として県庁でお話しされるということで、私も会食に招いて下さいました。三日月知事や大津市長の越さんともお会いできたりして。

この5月にガザに行かれた妹尾さん。その時から、UNRWAのガザオフィスの前では、労働組合がストをしていたそうです。今回ガザに行けなくなった件を、相談に乗って下さいました。

やはり、思った以上にダメージを受けていたようです、私。ガザが相手なのですから、当然想定していなければならなかったのに。また行けるつもりでいたので、ガッカリもひとしお。モチベーションもダダ下がってしまっていました。

sulafaの女性たちのために頑張らなきゃ、こんな状況なのだから早くしなきゃ、という思いももちろんあるのですが、まるでプレッシャーに押されてしまい空回りしてしまっているようで。

うまくビジネスができる人なら、もっとたくさん彼女たちの刺繍を売ることも、商品開発も早くできるだろうに。私なんかで、申し訳ない…という思いもあったりして。

でも、そんなことは「逃げ」でしかないんですよね。自己憐憫。大変な時、大切なのは感情ではなく、冷静な判断。

国連直営のUNRWA・sulafaとの日本での取引先はウチしかないのですから、私の感情などは、二の次なのです。

…といったことを、ぐるぐると考えていた午後でした。自戒を込めて、ここに記します。また同じ過ちを起こさないように。感情に溺れることなく、前進できますように。

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